コツコツやるより、イッキにやった方がよい?

勉強は「コツコツ」やる方がよい、とは誰でも聞いたことがあると思います。

「継続してやる」という意味合いで、コツコツやるのはもちろん重要です。

しかし、それとは別に「少しずつやる」という意味がコツコツには含まれることがあり、

そうなると勉強の仕方として効果が出にくいこともあります。

例えば中学生の数学。

こちらでは1学期のテスト範囲になるであろう範囲は、4月中にだいたい学習し終え、繰り返し演習をしております。

1学期はどの学年も計算がメインになり、それを踏まえると、まずはイッキに全範囲の内容を抑え、

全体のルールを把握してから幅広く演習を繰り返す方が学習の効率はよくなります。

これが少しずつとなると、少しやってできるようになったらまた新しいものが出てきて…と、なかなか進みにくくもなります。

このように、範囲や教科にもよりますがコツコツやるよりイッキにやり上げる方がスンナリ進むことも少なくないのです。

また、数学を早めに仕上げることで、テスト前は他の教科に時間をより多く割り振れるようにもなります。

「コツコツ」やるのがいいのか、「イッキに」やるのがいいのか。

生徒の学習状況や性格も関係してきますが、勉強していてなかなか結果に結びつかない…ときは見直してみてもよいのかもしれません。