実力テスト対策はどうするか

特に長期休暇のあとで行われる実力テスト。

「実力テストはそのときの実力を測るものだから、勉強せずに受ける!」

と突っ張る生徒もいますが、

特に中学3年生ともなると受験に直結するので、そんなことも言っていられなくなります。

では、実力テスト対策はどうすればよいのか。

実力テストにまつわる悩みとして、以下の2点がよく挙げられます。

①定期テストは点数が取れるけど、実力テストになったら点数が取れない。

②そもそも実力テスト対策の仕方がわからない

①ついて、実力テストで点数が取れない理由は簡単です。

定期テスト後に、その範囲について復習しないからです。

人間は忘れる生き物である、ことを前提に、復習を適切な時期に繰り返していくこと。

定期テストの限られた範囲をまとめてどーんと出すのが実力テスト(つまり入試)なので、

復習がきちんとできれば、

「定期テストの点数=実力テストの点数」

へと変化していきます。

②について。

これも答えは簡単です。

やるのは簡単ではないですが…。

「わからないところを、きちんとやり直す」

ことしかありません。

例えば明声舎では、英語が苦手な中3生は、中1の文法単元からひとつずつ丁寧にやり直しています。

確かに時間はかかりますが、

ここを適当にやってしまう(例えば理解せずに問題だけたくさん解くなど)と、

たとえ高校入試はクリアできたとしても、高校生になってから同じか、それ以上の苦しみを再び味わうことになります。

みなさんご存じのように、実力は一朝一夕につくものではありません。

「効率よく~」「要領よく~」だけを考えて身につけた実力はハリボテです。
(↑中学のときはかしこかったのにねーと高校になって言われる生徒はだいたいこのタイプです)

自分の弱点から逃げず、ただただ毎日の着実な一歩一歩の積み重ねが、確かな実力の向上につながっていくのです。