なぜあの子の成績は伸びるのか。

成績を伸ばすための要素はさまざまありますが、そのうちのひとつに

「ていねいに」やることがあります。

同じ内容の学習をこなしたとしても、

「ていねいに」心をこめてやる、かどうかで効果は大きく変わります。

例えば、学校の宿題ひとつをとってみても、

漢字練習は、トメハネハライまでていねいに書いたか。

音読は、抑揚や句読点を意識してていねいに読んだか。

計算ドリルは、ひっ算を丁寧に書いたか。

文章題は、問題文をていねいに読んだか。

こういった毎日の取り組みの小さな差が、

後々の大きな差になってきます。

同じ塾に通って同じ先生の同じ授業を受けているのに、

成績の伸びが違うのはなぜだろう??なんて疑問の答えはこういうところにあったりするのです。

小学生のうちから、日々の宿題を、できるだけ「ていねいに」やること、

少なくともそういう意識をもって取り組むこと。

学習に対するこういった姿勢が、中学生や高校生になってから伸びる土台になっていくのです。

この「ていねいに」という姿勢は、なかなか勉強のときだけ意識していて身につくものではありません。

勉強に対する姿勢というより、生き方、のようなものだからです。

普段の生活態度から、そして、近くにいらっしゃる保護者の立ち居振る舞いにも大きく影響されます。

隗より始めよ、ということで大人から見本を示してあげることが、子どもにとってよいきっかけになるかもしれません。

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