当塾の英語指導について
明声舎の英語指導は、
4技能のうち、「書く」「読む」に特化しております。
たくさんの単語を書いて覚え、
文法理解を確かめるために問題を解き、
英語を日本語訳する練習を繰り返します。
世の中の「話すこと、聞くことが大事!」
という教育と逆行しているのですが、
こういった指導には理由があります。
そもそも、日本の子どもたちが将来英語を使う状況とは
どういうときでしょうか。
生徒に聞くと、「海外旅行!」とよく答えるのですが、
「キミは旅行のために何年も英語を勉強してるの??」
ときくと、黙ってしまいます(笑)
だいたいの人が大学生など大人に近づいてから「留学」をしたり、
社会人になってから「仕事」で使うことが
多いのではないでしょうか。
「留学」は当然海外へ学問をしにいくわけで、
専門的な単語を覚えていたり高度な文法知識を備えている方が、
講義を受けたり論文を読んだり書いたりする上では
好都合なはずです。
「仕事」に関しても同じです。
マニュアルを理解する、メールで仕事の指示をしたりされたりする、など
だいたいが読むこと書くことです。
そもそも日本人同士であったとしても、
重要なことは文書で、が当たり前かと思います。
なので、子供たちが将来的に英語を使う場面をイメージすると、
それは小中高大と10年以上近く学習したものにふさわしい使い道だと、
「読む」「書く」が中心になると考えます。
「話す」ことについても、
そもそも日常生活で使う必要がないから話さないだけで、
その必要にせまられたとき、
単語や文法知識があった方が短時間で話せるようになるのでは、
と個人的には思うのですがどうなのでしょうか。
英語指導の専門家ではないですし、
海外にいったこともない人間がこんなことを言うのもどうか、ですが、
大学で留学に行ったり外国人と仕事をしている教え子たちの話を聞いてると、
私の考え方もまんざら間違いではないのかと思っています。
ただ、あくまでここは「塾」ですので、
定期テストで点数を取るためにも、
「読む」「書く」力をしっかりと底上げしていきます。