宿題を出すのは塾講師の怠慢。

全塾講師の9割5分くらいの反感を買いそうな発言ですが(笑)

他塾を批判したいわけではなく、

明声舎で中学生に宿題を出さない理由ということで

お聞きください。

さて、通常、宿題を出す理由としては

以下の2点が挙げられると思います。

①家庭学習の習慣をつけるため

②授業で学んだことを定着させるため

まず①について。

そもそも、「家で勉強できる」ことが

そこまで重要だと考えていません。

例えばこれまで見てきた生徒たちの中で言いますと、

東京大学に推薦入試で合格した生徒も、

国立大学医学部医学科に首席で合格した生徒も、

家で勉強することは苦手で、よく塾で勉強していました。

これは極端な例かとは思いますが、

ただ、日本でトップレベルの人間力、学力を持つ

生徒ですら難しいのであれば、

もはや「家で勉強できる」ことは個性のひとつ、

くらいに私は考えています。

家で勉強できるにこしたことはないですが、

家で勉強できないことを責めても仕方ありませんし、

宿題を出すくらいで矯正できるとも思いません。

じゃあ塾で勉強したらいいよね、ですむ話だと思います。

次に②について。

①とも関連するのですが、

どれだけの生徒が家で集中して宿題をしてくれるのでしょうか。

答えつきで出した宿題なら、その答えを写して終わり、の可能性もあります。

かといって、答えなしで出す宿題はもはや意味がありません。

生徒にしっかり勉強させ成績を上げてやりたいなら、

生徒の理解度を確認したいのならば、

「塾に来て先生の目の前でこの問題を解きなさい」

が一番理にかなっており、かつ

生徒も集中して勉強するのではないでしょうか。

しかしながら、こういう指導は手間がかかります。

生徒が多くなると対応しきれません。

なので明声舎では講師が一人ひとりをきちんと見られる人数にこだわり、

安易に宿題を出すことなく指導をいたしております。