「わかる」ことは「できる」こと?
学校が休みになり、映像授業をはじめとしたオンラインでの学習ツールがにわかに盛り上がっております。
いつでもどこでも、わかりやすい授業が誰でも(なんなら無料で!)手軽に受講ができ、
たとえ学校や塾が休みであったとしても、なんとかなってしまいそうな気さえしてしまいます。
実は、ココが落とし穴。
オンライン授業でスバラシイ授業を受けて理解したこと、
つまり『わかる』ことは
『できる』こと、
つまり点数が取れることと同じではない、
と認識しておくべきです。
「えー、わかるんだったらできるはずじゃん!」
と言われることも多いのですが、ここでひとつ例を挙げましょう。
ある野球少年がイチロー選手に個人レッスンを受けられたとします。
オンラインどころか直接指導。スーパー豪華です。
手取り足取り、打撃理論を教えてもらいます。とてもわかりやすく。
おかげでこの少年は、イチロー選手の打撃理論について、完璧に理解することができました。
ではこの少年は、イチロー選手と同じように打てるようになるでしょうか。
もちろん、ならないですね。
理論通りに体を動かすためには、自分自身でバットを繰り返し振り込む必要があります。
勉強も同じことです。
どれだけ『わかる』ことでも、『できる』ようになるためには、
自分で手を動かし、理解したことを使ってたくさん問題を解く必要があります。
ましてやテストには制限時間があります。
ただ解けるだけではなく、素早く正確に解く必要があるわけで、やっぱり練習量が重要なのです。
明声舎でもこだわりたいのは、わかることでとどまらない、『できる』ことです。
どれだけ素晴らしい授業をしたとしても、生徒たちが点数を取れなければ意味がありません。
『できる』ようになるため、個々人に合わせた演習プログラム(プリントだけでなく自習時間も指示します)を提供します。
今回の休校期間に学習した内容について、ぜひ復習と演習を取り入れてみてください。
せっかくの努力です。しっかり点数に結びつけていただければと思います。